障がい者医療・訪問診療
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様々な基礎疾患により身体が不自由な方の診療を行います。そういった方々は、例えば日常的に呼吸の管理が必要であったり、食事を摂るためにチューブ類が必要であったり、また寝たきりのことが多いため側弯や便秘などの問題を抱えていたりと、その身体的な特性を考慮した医療の提供が必要となることがあります。医療の進歩に伴って、例えば新生児集中治療室(NICU)等から退院するときにも人工呼吸器や胃ろうなどで身体の機能を補ったり、痰の吸引や経管栄養など、日々の生活を送るために医療的なケアを必要とする子どもたち(医療的ケア児)が年々増加います。直近では国内の医療的ケア児は2万人を超えたとの報告があります。そういった方々及びご家族の日々の生活を当院では少しでも共に支えていくことが出来ればと考えております。
在宅医療とは、様々な事情から病院への定期的な通院が困難な方を対象として、ご自宅に訪問して提供する医療サービスのことです。在宅医療支援には様々なものがあり、例えば医師が行う訪問診療、看護師が行う訪問看護、また病院の外来で自宅での喘息の吸入やインスリンの自己注射を指導することも広義の在宅医療支援に含まれますが、当院が行うのは訪問診療に当たります。人工呼吸器などの医療機器が必要な方の自宅での管理、必要なワクチン接種、成長・発達に関するご相談、ご兄弟についてのご相談など、地域社会で暮らしていく上でのご負担等を少しでも軽減できるような医療を提供できるようにスタッフ一同心掛けております。